データサイエンティスト上がりのDX参謀・起業家

データサイエンティスト上がりのDX参謀・起業家のブログ。データ分析や事業について。自身はアーティスト、経営者、事業家。

レセプトのデータ構造

レセプトの生データはとても複雑に記録されています。

データの容量を節約するためなんだろうけど、単純に観測値×変数の形になっていません。

久しぶりに構造の復習をしたので、記録しておきます。

  • MED(外来)
    • HOに合計点数
    • REにレセプト種別コード(続柄)
    • KOに公費点数(1件で2つある場合がある)
    • SYが傷病(多い人は30病名付いている場合も)、主傷病(主傷病が2つ以上ある患者も居る、主傷病なんだから1つにして欲しい。。。)
    • SI、IY、TOが診療行為、医薬品、特定機材(これらの合計がHOの合計点数になる)
  • PHA(調剤)
    • HOに合計点数
    • REにレセプト種別コード(続柄)
    • CZ、KIが調剤情報(処方日、処方日数、調剤料、薬剤料)、基本料(これらの合計がHOの合計点数になる)
    • SHに処方基本(ここに服薬の仕方が記録されてる、"1日2回朝夕"とか。あと1日分の薬価も。)
    • IYに薬剤情報(薬価はマスタファイルに記録されてる、マスタに無いコードもある)
  • DPC
    • HOに合計点数(1件で2つある場合がある)
    • REにレセプト種別コード(続柄)
    • GTに今月包括合計点数(=HHの包括小計点数の合計×GAの医療機関別係数)
    • SI、YI等に診療行為など
    • BUに診断群分類番号
    • SB(総括対象DPCレセプト)、SY(総括対象医科入院レセプト)にICD10コード、傷病名コード
    • HHの日数を足すとHOの診療実日数になる


特にPHAのデータ構造が複雑で、どこを合計すれば合計点数になるのか理解するのに苦労した記憶がある。

あとDPCは今月包括合計点数に診療行為などの点数を足しても、HOの合計点数にならない(刻み?)。

ちなみに"電子レセプトの作成手引き"とググればレセプトのフォーマットが入手できます。